訪問鍼灸マッサージブログ

2025年6月27日 金曜日

今回も足に痛みが生じる疾患、痛風を取り上げます。と、言っても足の親指に痛みが出やすいだけで症状が現れるのは足の親指だけではありません。親指以外の足の指や足首、足の甲、アキレス腱の付け根、膝関節、手の関節にも激しい痛みが起こることがあります。
痛風の原因は血液中の尿酸が関係しています。ストレスや偏った食生活などから血液中の尿酸が高まり高尿酸血症という状態になります。その状態が長く続くと尿酸が結晶化し関節で炎症を起こします。この状態を痛風発作と呼びます。発作が現れた部位は赤く腫れあがり痛みを伴います。関節炎は1週間程度で徐々に治まっていきます。消炎鎮痛剤の使用で痛みは軽減できます。しかし症状が無くなっても体内の尿酸が消えて無くなる訳ではないためそのままにしておけば痛風発作を繰り返します。
治療をしない状態が長引けば腎機能の低下から腎不全になることもあります。痛風は男性に多く見られます。自分の知り合いでも女性で痛風になったという方はあまり聞いたことがありません。
次回は痛風の治療と予防についてです。

投稿者:湘南リラックス

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