訪問鍼灸マッサージブログ
2025年11月 7日 金曜日
本日は関節痛についてのお話です。
朝晩の冷え込みが強まり、日中との気温差が大きくなるこの季節、「膝や肩がこわばる」「関節が痛む」と感じる方が増えてきます。これは、寒暖差によって自律神経のバランスが乱れ、血流が滞ることで各関節に不調が生じるためです。
まず、気温が下がると血管が収縮し、筋肉や関節への血流が滞ります。その結果、関節周囲が冷えてこわばり、痛みを感じやすくなります。また、急な寒暖差は自律神経の働きを乱し、体が緊張状態になりやすく、これも痛みを引き起こす一因となります。
さらに、関節包内の関節液も冷えに弱く、温度が下がると粘りが増して動きが鈍くなります。これにより、関節のスムーズな動きが妨げられ、違和感や痛みを感じやすくなります。
対策としては「冷やさない」ことが基本です。特に首・腰・膝など、冷えやすい部位を意識的に温めましょう。入浴はシャワーで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。また、朝や就寝前に軽いストレッチを行い、血流を促すことも効果的です。
また室内では急激な温度差を避け、加湿器などで快適な環境を保つことも大切です。
当院のマッサージや温灸なども、血流を改善し痛みの緩和に効果が見られます。
寒暖差による関節痛は一時的な不調と思われがちですが、放っておくと慢性化することもあります。
痛みが長引くなど気になる症状がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。