湘南リラックスブログ

2025年5月30日 金曜日

訪問鍼灸マッサージブログ

先日、訪問施術でお伺いしている患者様がタコで皮膚科を受診されたと言うお話をしていたので、今回は足の裏(足底)にできる、タコと魚の目についてのお話です。見た目が似ているため、どちらか区別がつかないという方も多いのではないでしょうか。実は、この2つは原因や症状が異なります。

「タコ」は、足に靴が合わない、長時間の同じ姿勢など繰り返される摩擦や圧力によって皮膚が厚く、硬くなったものです。痛みはなく、広範囲に硬くなっているのが特徴です。
一方、「魚の目(鶏眼)」は、尖ったものや硬いものに足が当たるなど、局所的な圧迫が原因で、皮膚の中心に芯ができ、その周囲が硬くなったものです。芯が神経を圧迫するため、歩くと痛みを感じます。
タコは足の裏だけでは圧力がかかるところ、手の指などにもできますが魚の目は主に足の裏にできます。
タコや魚の目のできる原因としては足に合わない靴をはいたり、加齢による足の変形、過度なスポーツ、歩き方の癖などが考えられています。

対処法としては、市販薬の魚の目パッドや薬用クリームや液剤も魚の目を柔らかくします。市販薬で改善しない場合や痛みがある場合は、皮膚科を受診しましょう。皮膚科では角質を軟膏などで柔らかくしてメスやハサミで削り取る、グラインダーという電動のヤスリで削るなど状態に合わせた治療を行ってくれます。

タコ、魚の目の予防策などは次回書かせていただきます。



投稿者 湘南リラックス