湘南リラックスブログ
2025年8月15日 金曜日
今回は、この時期に注意が必要な「脱水症」について書いていきます。
脱水症とは、体内の水分が不足し、塩分やミネラルのバランスが崩れた状態を指します。体重のわずか2%の水分が失われるだけで、めまいや集中力の低下といった症状が現れます。
主な原因は、猛暑や運動による大量の発汗、発熱や下痢・嘔吐による水分・電解質の喪失、高齢による喉の渇き感の低下などです。
症状は、初期には口の渇き、尿量の減少、めまい、だるさなどが見られますが、進行すると頭痛、吐き気、意識障害など重篤な状態になることもあります。特に高齢者や乳幼児は症状が急速に悪化するため、早めの対応が重要です。
予防と対策としては、喉が渇く前にこまめに水分をとることが基本です。さらに、汗とともに失われるナトリウムやカリウムなどの電解質は、スポーツ飲料や経口補水液で補給しましょう。また、室内や日陰など涼しい場所で休息をとることも大切です。
脱水症は「水を飲めば治る」という単純なものではありません。失われるのは水分だけでなく、体の機能に必要なミネラルも同時です。日々の小さな予防が、大きなトラブルを防ぎます。
暑さの中でも、自分の体の変化を見逃さず早めのケアを心がけましょう。
投稿者 湘南リラックス