湘南リラックスブログ
2025年7月25日 金曜日
訪問鍼灸マッサージブログ
以前、お伺いしていた患者様の中に台風が発生すると体調が悪くなると言われていた方がいました。本日は近年注目が集まっている気象病のお話しです。気象病は、天気の変化がきっかけで起こる諸症状のことで、正式な医学的診断名ではありません。頭痛やめまい、疲労感、関節痛、気持ちの落ち込み(うつ)、吐き気、喘息などさまざまな症状が出るのが特徴です。
気象病が発症しやすい時期としては季節の変わり目や梅雨の時期、また台風が多い時期などに特に起こりやすいと言われています。また男性よりも女性に影響が出やすい様です。
気象病の代表的な症状としてはめまい、頭痛、疲労感、吐き気、首や肩の凝り、低血圧、関節痛、古傷が痛む、手足のしびれ、うつなどです。特に台風のような気圧の急激な低下で気管支喘息を悪化させることも知られています。これは気圧の急激な低下が気管支内の圧力に変化をもたらすためと考えられています。
またメンタルの面でも影響を及ぼすことがあり台風襲来時期や天候不順のときに状態が悪化することもあります。不安感、抑うつ気分、全身倦怠感などにより布団から出ることが出来なくなるなどといった症状が現れます。このように自律神経の乱れを引き起こすことが、体調不良につながります。
次回は気象病への対処と治療について書いていきます。
投稿者 湘南リラックス